⚙️🧠 安定性とは筋力ではない ― 正しいタイミングが運動を変える ~「強くする」だけでなく「力発揮のタイミング」が大切~
1️⃣ 「安定=筋肉を固める」ではない
「体幹を鍛えましょう!」という言葉をよく聞きます。
でも、体幹を“固める”ことがだけが安定ではありません。
安定性(Stability)とは、
動きの中で必要な筋肉が、必要なタイミングで働くこと。
「固定する筋力」だけではなく、
「動くための制御力」なのです。
つまり、「安定性」は微調整された制御であり、
力ではないということです。
2️⃣ 筋力があっても“タイミング”がズレると崩れる
このタイミングがズレると、
どんなに筋肉が強くてもボールに力が伝わらず、フォームも不安定になります。
つまり、筋力の「量」に加え、
力を出す「タイミング」こそが安定性を生み出すのです。
3️⃣ 安定性の主役は「神経系」
筋肉を支配しているのは脳と神経。
安定性とは、筋肉が「いつ・どの順番で・どの強さで」働くかを調整する
神経の能力です。
そのため、安定性を鍛えるトレーニングでは👇
🧠 感覚(視覚・前庭・固有受容)を使う
⚙️ 小さな揺らぎやバランスの変化を体験する
🦶 足裏や体幹の“反応の速さ”を高める
など、神経系を刺激するような運動が必要になります。
4️⃣ 「固める」より「反応する」トレーニング
PHYSICAL MONSTER ACADEMYのトレーニングでは、
安定性=“静止する力”ではなく、
**“反応して戻せる力”**と捉えています。
たとえば👇
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バランスパッド上での片足動作(揺れに反応して安定)
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ウォーターバッグ(Aquabag)での動作(中の水が動いても姿勢を保つ)
これらは筋肉を「固める」練習ではなく、
全身を協調的に制御する練習です。
5️⃣ 「強い体」に加え「反応できる体」へ
子どもに必要なのは、筋肉量だけではなく、
**身体をどうコントロールするかという“神経的な賢さ”**です。
研究でも、安定性トレーニングは筋肥大ではなく、
運動単位の動員タイミングや反射応答の改善によって
動作の精度やバランスが向上すると報告されています
(Behm & Anderson, 2006)。
6️⃣ 家でもできる!「タイミング安定トレーニング」
✅ 目を閉じて片足立ち(5秒)
✅ 軽く押されたら姿勢を保つ(押された瞬間に反応)
✅ ペットボトルに水を入れて持ちながらスクワット
どれも“揺れ”を感じながらコントロールする練習。
固めず、反応しながらバランスを取ることを意識しましょう。
✅ まとめ
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安定性とは「止まる力」ではなく「タイミングの力」
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筋力の量より、動きの中での“制御”が大切
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安定性は神経系が作り出す“動的バランス”
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固めるのではなく、反応して戻すトレーニングを
💬 保護者の方へ
お子さんが「姿勢が悪い」「動きがぎこちない」と感じるとき、
必要なのは“筋トレ”だけではなく、
動きのリズムと協調性です。
タイミングを整えることで、
驚くほどスムーズに動けるようになります。
📍PHYSICAL MONSTER ACADEMY(フィジカルモンスターアカデミー)
愛知県西尾市熊味町上池田6番地
園児・小学生。中学生・高校生・大学生を対象としたスポーツパフォーマンスジム
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