西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

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2025/11/12

💪 チーティングとは?

「ズル」ではなく、科学的に意味のあるトレーニングテクニック

トレーニング中、「反動を使って挙げてるからズルい」と言われることがあります。
この“反動を使う動き”を チーティング(Cheating) と呼びますが、
実はただのズルではありません。

正しく使えば、筋肥大・神経発達・動作継続力を高める科学的な手法 なんです🔥


🧠 チーティングとは? ― 外部モーメンタム(勢い)の利用

チーティングとは、主動筋(ターゲットとなる筋肉)以外の筋を少しだけ使って、
動作の勢い=モーメンタム(momentum) を生み出すテクニックです。

その勢いを利用することで、通常では止まってしまう
スティッキングポイント(動作の限界) を突破し、反復を続けることができます。

つまり、チーティングとは「ズル」ではなく、
筋肉の活動量を増やすための合理的な方法 です💡


⚙️ モーメンタムの仕組み

モーメンタムとは、物理学でいう「動いている物体の勢い」。
重さ(質量)と速さ(速度)が大きいほど、勢いも強くなります。

トレーニングでは体幹や下半身の動きを少し使うことで、
ウェイトを動かし続けるための補助力 として機能します。


🏋️‍♂️ チーティングのメリット

限界を超えた反復が可能になる
(反復限界を迎えたあとも、数回の追加反復ができる)

筋肥大に重要な「メカニカルストレス」を高められる
(筋肉への張力が増加)

高閾値運動単位の活動を維持できる
(より多くの筋線維が動員される)

セット間休憩を短くしながらボリュームを確保できる
(効率的にトレーニング量を稼ぐことができる💪)


⚠️ チーティングのリスクと注意点

チーティングは万能ではありません。
フォームを崩したり、反動を強く使いすぎると次のようなリスクがあります。

⚠️ 対象筋への刺激が減る
⚠️ 遠心局面でのブレーキが効かず、筋損傷リスクが上がる
⚠️ 疲労や怪我の原因になる

そのため、初心者や成長期の子どもには適しません。
基本的には、まず ストリクト(正確なフォーム) を身につけることが最優先です。


🧱 PHYSICAL MONSTER ACADEMYでの考え方

PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
「チーティング」は上級者がフォームを理解したうえで使う高度なテクニックと位置づけています。

💡 園児・小学生・中学生の段階では、
フォーム習得・姿勢制御・筋力発揮の基礎を重視し、
チーティングは原則として行いません。

私たちが大切にしているのは、
“重さを挙げること”よりも“身体を正しく動かすこと”。

その土台ができたうえで初めて、
「反動」や「モーメンタム」を安全に使えるようになります。


🔬 研究的な裏付け

Arandjelović(2013)はチーティングを

「外部モーメンタム(external momentum)を利用して、主動筋の働きを補助する行為」
と定義しています。

つまり目的は“楽をすること”ではなく、
筋活動量・負荷時間・刺激効率を高めること。

筋肥大やパフォーマンス向上を狙う上級者にとっては、
正しく使えば有効な手段になります。


🧭 まとめ

ポイント 内容
✅ 定義 外部モーメンタムを利用して動作を継続する手段
✅ メリット 限界超えの反復・筋活動増加・セット効率の向上
⚠️ リスク フォーム崩壊・筋損傷・疲労蓄積
💡 適用 上級者・上半身種目・最終数repのみ
🚫 アカデミー方針 初心者・ジュニア期では使用せず、フォーム習得を重視

👨‍👩‍👧 保護者の方へ

トレーニング中に「ちょっと反動を使っている」と感じても、
それが意図的・安全に行われているなら問題ありません。

しかし、お子様の段階ではまだ「力を伝える動き方」を学ぶ時期。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、チーティングのような高度なテクニックよりも、
ストリクトフォームでの正しい身体操作を大切にしています✨

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