西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

電話番号070-2235-7613
メニュー

ブログ

2025/09/18

観念が“予測”を変え、動きが変わる🧠➡️🏃‍♀️

子どもたちの動きや学びは、単に筋肉や神経だけで決まるものではありません。
実は「観念(ものの見方・考え方)」が、脳の“予測”に影響を与え、行動そのものを変えてしまいます。


1. 脳は「予測」で動いている🧩

脳は、動く前に「これからどうなるか」を予測します。
その予測をもとに体を動かし、結果とズレがあれば修正し、また次の予測につなげる。
この予測 → 実行 → 誤差 → 修正 → 再予測のループを繰り返すことで、動きは洗練されていきます。


2. 観念が予測を左右する🧠

予測の土台になっている「内部モデル」は、これまでの経験や感覚だけでなく、**観念(考えの持ち方)**の影響を強く受けます。

たとえば——
膝に痛みを感じた経験がある子どもが「また痛くなるかもしれない」と思い込むと、その観念が予測を歪めます。
結果、本当は動ける場面でも膝を固めてしまい、動きがぎこちなくなるのです。

逆に「少しずつなら大丈夫」「できるところからやってみよう」という観念を持つと、予測が前向きに更新され、動きは自然にスムーズになります。


3. 探索(Play)が観念を更新する🌱

子どもが自分から試して、感覚を確かめる「探索(Play)」は、観念を現実に即してアップデートしていく大切な行為です。
「できた!」「ちょっと違った!」という体験を重ねることで、内部モデルが書き換えられ、次の予測がより正確になります。


4. 最適な学びの場:Safe × Uncertain🛡️❓

学びの環境は次の4つに整理できます。

  • Safe × Certain(安全・確実)
    安心できるが、新しい発見が少ない。

  • Safe × Uncertain(安全・不確実)
    安全を感じつつも、挑戦や探索を受け入れやすく、学びと成長の機会が多い。

  • Unsafe × Certain(危険・確実)
    リスクが高く、安全性に脅威。学びには不適。

  • Unsafe × Uncertain(危険・不確実)
    危険で予測不能。環境として望ましくない。

結論として——
安全性を確保しながら、結果が一つに固定されない課題を与えることが、脳の予測力を磨き、観念を健やかに更新していきます。


5. ご家庭でできるサポート🏡

  • 安心感を先に作る:「見てるから大丈夫」と声をかける

  • やり方を一つに決めない:複数の工夫を試せるようにする

  • 問いかけをする:「今どんなふうに感じた?」と聞いて、自分の感覚と考えをつなげる

  • 小さな差を比べる:ゆっくり/速く、広く/狭くなど条件を変えて体験させる

  • 失敗を前向きに:「そのやり方も試したんだね」と修正の過程を認める


まとめ🎯

  • 脳は予測で動いている

  • 観念は予測に大きな影響を与える

  • 膝の痛みのように「また痛いかも」という観念は動きを固める

  • 一方で「できるところから」という観念は予測を前向きにする

  • 安全で不確実な環境(Safe × Uncertain)が、最も成長を促す学びの場になる

子どもたちが挑戦を楽しみ、失敗を糧にできるように、安心感とちょっとした不確実性のある環境を日常に取り入れていきましょう✨

タグ: ,

2025/09/18

子どもの成長を支える「動作教育」とは?👟✨

みなさんは「動作教育」という言葉を聞いたことがありますか?
これは単に「体を動かす練習」ではなく、動きを通して心や人間性まで育てる教育のことを指します。


動作教育ってなに?🤔

動作教育は、体の動きだけを鍛えるものではありません。

  • 感覚(見る・聞く・触れるなど)

  • 認知(考える・判断する)
    を使って体を動かし、子どもが 自分らしく成長していく力 を育む教育法です。

動きの経験を通して「心の健康」「社会での関わり方」にもつながるのが特徴です。


どうして大切なの?🌱

子どもたちは、スポーツや勉強だけでなく、日常の中でたくさんのプレッシャーや失敗を経験します。
そのとき「動きを通じて自分の感覚と向き合える子」は…

  • ケガからの回復が早い

  • 安定したパフォーマンスを発揮できる

  • 失敗を「次のチャレンジ」に変えられる

つまり、強い心と体をつくる土台になるのです。


「動き=環境との会話」💬

動作教育では、動きを 自分と環境とのコミュニケーション と考えます。

例えば…

  • サッカーでボールの速さを感じて動く ⚽

  • 雨が降りそうだから傘を持って出かける 🌧️

  • ケガをしたときに「どう動かすか」だけでなく「どう感じるか」を大切にする

こうした経験の積み重ねが、子どもの「自己理解」や「社会性」を育みます。


保護者ができるサポート💡

ご家庭でもできるサポートはとてもシンプルです。

  • 「動き」を楽しむ場を用意する(遊び・運動・外遊び)

  • できたことをしっかり認めてあげる 👍

  • 失敗しても「次につながるね」と前向きな言葉をかける 🌟

  • 体の感覚に耳を傾けるよう促す(「どんな感じがする?」と聞いてみる)


まとめ

動作教育は、ただの運動トレーニングではなく、
子どもが生きる力を身につけるための“心と体の教育” です。

日常の小さな遊びや動きが、子どもの未来をつくる大きな一歩になります。
ぜひご家庭でも「動きと感覚」を大切にしながら、お子さんの成長を応援してください😊💪

タグ: , , , , , ,