西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

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2025/10/01

💥 頑張りすぎが逆効果? 🏃‍♂️⚽ スポーツが上手な子ほど気をつけたいケガのリスク 🤕

「上達するには、とにかく同じ練習をたくさんやることが大事」
そう思われがちですが、実はこれはケガのリスクを高める原因になることがあります。

子どもたちが安全に、かつ効率的にスキルを身につけるためには、オーバーユース(使いすぎ)を防ぎながら多様な練習を行うことが重要です。


🔹 オーバーユースとは?

オーバーユース(Overuse)とは、同じ動作を繰り返しすぎて、関節や筋肉に過度な負担がかかり、ケガや障害につながることを指します。

  • 野球:投げすぎによる肩や肘の障害

  • サッカー:蹴りすぎや走りすぎによる膝や股関節の痛み

  • 陸上:走り込みすぎによるシンスプリントや疲労骨折

これらは「使いすぎ」が原因で起こる典型例です。


🔹 スキル獲得と反復練習の関係

スキルは反復によって身につきます。
しかし「同じ動きを同じ形で繰り返す」ことは、実は人間の神経系にはそぐわない練習方法です。

👉 運動学習の理論(Bernstein, Ecological Approach)によると、

  • 人間は毎回少しずつ異なる動きでタスクを解決している

  • 多様な状況で動きを試すことで「適応できるスキル」が育つ

つまり、「反復のない反復」=同じ結果を得るために多様な動きを試す ことが、スキル獲得を加速させます。


🔹 出力の高い子ほど注意が必要

特に気をつけたいのが、**運動能力が高くて目立つ子(エースやレギュラー選手)**です。

1️⃣ 出力が大きい=関節や筋腱への負荷も大きい
 速い球を投げられる子や高く跳べる子は、同じ動作でも他の子より骨・筋・関節に強いストレスをかけています。

2️⃣ 試合や練習で“頼られすぎる”
 「チームのエースだから」「レギュラーだから」といった理由で、無意識に練習量や試合出場時間が増え、休む機会を失いがちです。

3️⃣ 成長のスピードと耐久性のギャップ
 成長期ではパフォーマンスだけ先に伸び、骨や腱など組織の耐久性が追いつかないため、ケガのリスクが高まります。

👉 つまり「できる子ほどケガをしやすい」という落とし穴があるのです。


🔹 ケガを防ぐ賢い練習法

1️⃣ 負荷と休養のバランスをとる
 練習量は「できるから増やす」ではなく、「体が回復できる範囲」で調整する。

2️⃣ 多様な動きを取り入れる
 投げる動作なら角度や距離を変える、ジャンプなら方向やリズムを変えるなど、同じ部位に負担を集中させない。

3️⃣ 体づくりとスキル練習を組み合わせる
 臀筋・体幹・肩甲帯の安定性など「基礎体力の土台」がスキルを支えます。

4️⃣ 休養の質を高める


👪 保護者の方へ

「うちの子はチームで一番動けるから安心!」
そう思っていても、実は出力の高い子ほどケガのリスクは高いのです。

👉 保護者が「もっとやらせる役」ではなく、時にブレーキをかける役割を担うことが、子どもの将来を守ります。

✅ まとめ

  • オーバーユース=同じ動作の繰り返しで起こる障害

  • スキル獲得には「反復のない反復」が必要

  • 出力の高い子ほどオーバーユースに注意

  • ケガを防ぐには「多様性+回復+基礎体力」

👉 PHYSICAL MONSTER ACADEMY では、最新のトレーニング科学と子どもの発達特性を踏まえ、ケガを防ぎながらスキルを伸ばす環境を整えています。

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