西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

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2025/10/17

トレーニングで痛みが出るのはなぜ? ― 根性論ではなく科学で考える身体づくり

💥 「痛いのは効いている証拠」ではない

「筋肉痛がなければ意味がない」「痛みを乗り越えてこそ成長できる」
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?

確かに、トレーニングの翌日に筋肉痛が出ることはあります。
これは、筋繊維が一時的に微細な損傷を受け、
それを修復する過程で強くなっていくという生理的な反応です。

しかし重要なのは――
筋肉痛は「成長に必要条件」ではないということ。

適切なフォームで、筋肉が効率的に使えている場合、
大きな筋肉痛が出なくても十分に効果を得られます。
つまり、「筋肉痛がない=効いていない」ではないのです。


⚠️ 一方で「動作中の痛み」は危険信号

トレーニング中に関節や特定の部位に痛みを感じるとき、
それは身体の使い方にエラーがあるサインです。

「うまく力を伝えられていない」
「どこかの筋肉や関節が代わりに無理をしている」

このような状態を“代償動作”と呼びます。
たとえば:

  • 股関節が動かない → 腰が過剰に動く

  • 肩甲骨が安定しない → 首や腕が無理する

これを我慢して続けると、
パフォーマンスの低下だけでなく、
慢性的な痛みやケガにもつながります。


🩺 科学的に整える ― 正しいコンディショニングの流れ

痛みを防ぐには、気合いや根性ではなく、
身体の機能を整えるための順序が大切です。

PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、次の4ステップを基本にしています。

1️⃣ 抑制(Inhibition)
 働きすぎている筋肉をゆるめる。
2️⃣ 伸張(Lengthen)
 硬くなった筋肉を適切な長さに戻す。
3️⃣ 活性(Activation)
 使えていない筋肉を呼び覚ます。
4️⃣ 統合(Integration)
 正しい動作として全身をつなげる。

この順序で整えていくことで、
動作のバランスが戻り、痛みの原因を根本から取り除くことができます。


💡 「我慢」ではなく「整える努力」を

子どもたちに必要なのは、“耐える力”ではなく、“理解する力”。

  • 呼吸を整える努力

  • 姿勢を意識する努力

  • 自分の身体の反応を感じ取る努力

このような努力が、ケガを防ぎ、
自分の身体を自分でコントロールできる力を育てます。
筋肉痛があってもなくても、それが**「正しく動けている」**証拠なら問題ありません。


🏫 PHYSICAL MONSTER ACADEMYが伝えたいこと

愛知県西尾市のPHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
「痛みを我慢するトレーニング」ではなく、
「痛みを起こさないトレーニング」を大切にしています。

一人ひとりの身体を評価し、
呼吸・可動性・安定性を整えたうえで、
安全にパフォーマンスを高めていく。

トレーニングは“壊す”ものではなく、“育てる”もの。
痛みのない身体で、思いきり動ける未来をつくる。

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