西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

電話番号070-2235-7613
メニュー

ブログ

2025/09/08

Kinetic LinkingとEnergy Leak ― エネルギーの無駄を防ぐ

🏃 Kinetic Linkingとは?

**Kinetic Linking(運動連鎖)**とは、全身の関節や筋肉をつなぎ、力を順序立って伝える仕組みです。

  • 下半身 → 体幹 → 上半身 → 手足

  • 大きな筋群 → 小さな筋群

  • 近位(体の中心) → 遠位(末端)

この流れをうまく使うことで、少ない力でも大きなパフォーマンスを発揮できます。
👉 例:野球の投球では「足 → 股関節 → 体幹 → 肩甲帯 → 肩 → 肘 → 手首 → ボール」という順番で力が伝わります。


⚡ Energy Leakとは?

**Energy Leak(エネルギー漏れ)**とは、運動連鎖のどこかで力がロスしてしまう現象です。

  • 股関節が硬い → 力が腰や膝に逃げる

  • 体幹が不安定 → 下半身の力が腕に伝わらない

  • 肩甲帯が不安定 → 投球やサーブで肩に過剰ストレス

  • 足首がグラグラ → 接地のエネルギーが逃げて推進にならない

👉 エネルギーが漏れると、

  • パフォーマンスが上がらない

  • 無駄な代償動作が増える

  • ケガのリスクが高まる


🔗 Energy Leakは「鎖の最も弱い輪」から起きる

エネルギー連鎖は、まるで「鎖」が繋がっているようなもの。

👉 鎖は一番弱い輪から切れます。
運動連鎖も同じで、体のどこかが“弱い輪”になれば、そこからエネルギーが漏れるのです。

  • 股関節の硬さ → 腰椎が代償して痛みが出る

  • 体幹の不安定さ → 力が上半身に届かない

  • 足首の不十分な剛性 → 接地の反力が逃げる

つまり「全体の強さ=一番弱い部分で決まる」ということです。


⚽ スポーツでの具体例

  • 野球(投球)
    股関節モビリティがなければ腰や肩に負担 → 肘を痛める原因に。

  • サッカー(シュート・ドリブル)
    支持脚(股関節・体幹)の安定がなければ、ボールに力が伝わらない。

  • 陸上(スプリント)
    足首が硬すぎれば加速姿勢が作れず、柔らかすぎれば接地の力が逃げる。

  • テニス(サーブ)
    胸椎や肩甲帯の“輪”が弱ければ、肩関節に代償が集中する。

  • バスケット(ジャンプ・着地)
    膝の“輪”が弱ければ衝撃を吸収できず、靭帯損傷リスクが増える。


👪 保護者の方へ

「筋力が弱いから速く走れない」「柔軟性が足りないからケガをする」――そう思われるかもしれません。
しかし実際には、全身をつなぐ“鎖”の中で最も弱い輪がエネルギーを逃がしているケースが多いのです。

👉 大切なのは「全体の連鎖」を見ること。
筋トレやストレッチの単独強化ではなく、エネルギーが漏れない動作パターンを整えることがパフォーマンスアップにつながります。


✅ まとめ

  • Kinetic Linking=全身を連鎖させて力を伝える仕組み

  • Energy Leak=“鎖の最も弱い輪”から力がロスする現象

  • 股関節・体幹・肩甲帯・足首・膝など、どこか一つでも弱ければパフォーマンスは頭打ちになる

  • 野球・サッカー・陸上・テニス・バスケすべてに直結

  • パフォーマンスとケガ予防の鍵は「運動連鎖の最適化」

👉 PHYSICAL MONSTER ACADEMY では、BPA-CPSに基づき、子どもたちの「エネルギーが漏れない体づくり」をサポートしています。

タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,