西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

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2025/09/09

P=F×V(パワー=力×速度)をトレーニングに活かす

⚡ P=F×Vとは?

スポーツパフォーマンスの核心を表すシンプルな式が P=F×V です。

  • P(Power / パワー):瞬発的に力を発揮する能力

  • F(Force / 力):筋力の大きさ

  • V(Velocity / 速度):動作の速さ

👉 つまり「強い力(F)」と「速い動き(V)」が掛け合わさることで、最大のパワー(P)が生まれます。


⚡ 力ー速度関係(Force-Velocity Curve)

筋肉は「重いものをゆっくり動かす」か、「軽いものを素早く動かす」か、どちらかに偏ります。

  • **大きな力(F)**を出すとき → 動作はゆっくり(例:重量スクワット)

  • **大きな速度(V)**を出すとき → 力は小さくなる(例:スプリントやジャンプ)

👉 この関係をグラフにしたのが 力ー速度曲線(F-V curve) です。
理想は、このカーブを「右上に押し上げる」こと。つまり 強さ(F)と速さ(V)の両方を高めることがパフォーマンスに直結します。


⚡ 力の立ち上がり率(Rate of Force Development, RFD)

スポーツでは「最大の力」そのものより、いかに短時間で力を発揮できるか が重要です。

  • 1秒かけて100kgを押せても、スプリントの接地は0.1秒以下

  • 跳躍や方向転換では、わずか0.2秒で力を発揮しなければいけない

👉 ここで重要なのが 力の立ち上がり率(RFD)
RFDが高いほど、瞬間的に力を出せる=素早く強い動きができる ということです。


🏃 トレーニングへの応用

  • 高重量・低速のトレーニング(例:ウエイトトレーニング)
    → 最大筋力(F)を高める

  • 軽負荷・高速のトレーニング(例:ジャンプやスプリントトレーニング)
    → 速度(V)やRFD(力の立ち上がり率)を高める

  • 中間負荷の爆発的動作(例:オリンピックリフティング、メディシンボールスロー)
    → 力と速度を同時に伸ばす

👉 この3つを組み合わせることで、F-V曲線全体を押し上げ、スポーツ動作に必要な「パワー(P)」を育てられます。

 


✅ まとめ

  • P=F×V は「力と速度の掛け算」でパワーを表す

  • 筋肉は「強くすると遅くなる、速くすると弱くなる」という F-V関係 がある

  • スポーツに必要なのは 「短時間で力を立ち上げる能力(RFD)」 です。
    これは 野球・サッカー・陸上・バスケットボール・テニス・バドミントン・バレーボール・ラグビー・アメリカンフットボール・剣道・柔道 など、あらゆるスポーツに共通して求められる能力です

  • トレーニングは 高重量・低速〜軽負荷・高速 を幅広く組み合わせる必要がある

👉 PHYSICAL MONSTER ACADEMY では、BPA-CPSの理論に基づき、F-V曲線とRFDを意識したプログラムで子どもたちのパフォーマンスを最大化しています。

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