西尾市の子供スポーツ体操トレーニングジム教室「PHYSICAL MONSTER」

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ブログ

2025/09/23

子どもの筋トレにおける「追い込み」について💪

トレーニングの世界でよく聞く「追い込み」。
「動けなくなるまでやること」と思われがちですが、実はもっと広い意味があります✨


🔍 「追い込み」とは?

  • 🏋️‍♂️ 筋肉が疲れて「きつい」と感じること

  • 🔁 繰り返して運動量を増やすこと

  • 🔥 エネルギーをたくさん使うこと

  • ✅ 正しいフォームで「これ以上できない」ところまで行うこと

  • 💡 「頑張った!」という心理的な努力

👉 つまり「追い込み」とは 無理をさせることではなく、体と心に適度な刺激を与えること です。


🧩 筋肉が成長する仕組み

  • ⚡ 筋肉は「疲れたから」大きくなるわけではありません。

  • 🎯 大切なのは より多くの筋肉を働かせること

  • トレーニングをすると、最初に使っていた筋肉が疲れ → 新しい筋肉が呼び起こされます。

  • この 「新しい筋肉の動員」 が成長のカギ🔑です。


❓ 限界までやる必要はある?

  • 🚫 「もう一回もできない!」までやる必要はありません。

  • 👍 ポイントは “あと少しできる”くらいまで頑張ること

  • その方が 安全で効果的 に筋肉を育てられます。


👦 子どもにとっての「追い込み」

  • 大人のように極限までやる必要はなし🙅‍♂️

  • 子どもには 「ちょっときついけど頑張れた!」 という経験が大切🌱

  • それが…

    • 🌟 達成感

    • 💪 やり抜く力

    • 🧍‍♂️ 正しい体の使い方
      につながります。


✅ まとめ

  1. 「追い込み」とは無理をすることではなく、安全に刺激を与えること

  2. 成長には 多くの筋肉を働かせること が大事。

  3. 限界までやらなくても、“あと少し”の努力で十分効果あり

  4. 子どもには、成長段階に合わせた安全な「追い込み」が必要👶➡👦➡🧑


当アカデミーでは、無理のない範囲で 科学的に安全&効果的なトレーニング を行い、子どもたちの成長を全力でサポートしています🙌✨

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2025/09/23

🏃 Plyometrics ― 走る・跳ぶ力をトレーニング

スポーツで必要な「走る力」「跳ぶ力」を育てるうえで欠かせないのが プライオメトリクス(Plyometrics) です。
これは単なるジャンプ練習ではなく、筋肉・腱の特性と神経系を利用して爆発的な力を発揮するトレーニング法 です。


🔬 SSC(Stretch-Shortening Cycle)とは?

プライオメトリクスの中心となる考え方は SSC(伸張反射)

  • 筋を素早く伸ばす(エキセントリック収縮)

  • 直後に縮める(コンセントリック収縮)

👉 これにより「バネのように」力を一気に解放できます。

📚 Komi (2000), Strength and Power in Sport


🧩 マッスルスラック(Muscle Slack)とは?

筋肉はただ力を出すだけでなく、収縮前に“たるみ(Slack)”を取る時間があることが知られています。

  • Slackが大きい=力を出すまでに時間がかかる

  • Slackが小さい=すぐに力を伝えられる

👉 プライオメトリクスは、この「Slackを素早く処理する能力」を高める点でも重要です。

  • 静止した状態からのスクワットジャンプ → Slack処理能力が試される

  • 連続ジャンプやドロップジャンプ → SSCによる弾性利用が中心

つまり、SSCを使う種目と、Slack処理を狙う種目を両方行うことで、爆発的パワーの土台が完成します。

📚 van Hooren & Zolotarjova (2017), Sports Medicine


⚡ Plyometricsの効果

  • 爆発的パワーの向上(ジャンプ高・加速力)

  • 神経系の発達(速筋動員・反応速度改善)

  • 力の立ち上がり率(RFD)の強化

  • 着地動作の習得によるケガ予防


📊 科学的ガイドライン(De Villarreal et al., 2009)

プライオメトリクスの実施基準(成人を対象とした研究ベース)は以下です。

スピードストレングス目的(週2回)

  • 頻度:週2回

  • 量:40–60コンタクト/セッション(≦120/週)

  • 強度:4–6回 × 2–3セット

  • 休息:1–3分(セット間)、72時間(セッション間)

アクティベーション目的(週4回)

  • 頻度:週4回

  • 量:20–30コンタクト/セッション(≦120/週)

  • 強度:4–6回 × 1–2セット

  • 休息:1–2分(セット間)、24時間(セッション間)

👉 子どもにはこの基準を調整し、着地の習得と質の管理を最優先します。


⚽ スポーツ応用例

  • 野球:投球・打撃で下半身の反力を効率的に伝える

  • サッカー:シュートやジャンプヘディングの爆発力

  • 陸上短距離:スタートダッシュや加速の強化

  • バスケ・バレー:高く跳び、安定して着地する力

  • 柔道・ラグビー・剣道:コンタクト直後に崩れない踏ん張り


👪 保護者の方へ

「たくさんジャンプすれば跳べるようになる」と思われがちですが、実際は “ジャンプの質”をどう管理するか が大切です。

  • SSCを活かすトレーニング(反発力の利用)

  • マッスルスラックを処理するトレーニング(反動なしで爆発的に動く)

👉 この両方を経験することで、子どもは「速く・強く・安全に動ける体」を手に入れます。


✅ まとめ

  • Plyometrics=SSCとマッスルスラックの両方を鍛えるトレーニング

  • SSC:弾性エネルギーを利用した効率的な力発揮

  • マッスルスラック:力を“ゼロから立ち上げる”能力

  • 科学的ガイドラインに基づき、回数・休息を調整することが必須

  • 子どもの成長段階に応じて適切に導入することで、あらゆるスポーツに直結

👉 PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、この両面をバランスよく取り入れ、子どもたちが 「走る・跳ぶ・ぶつかる」動作をより強く、より安全に実行できる体 を育てています。

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