子どもの筋トレにおける「追い込み」について💪
トレーニングの世界でよく聞く「追い込み」。
「動けなくなるまでやること」と思われがちですが、実はもっと広い意味があります✨
🔍 「追い込み」とは?
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🏋️♂️ 筋肉が疲れて「きつい」と感じること
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🔁 繰り返して運動量を増やすこと
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🔥 エネルギーをたくさん使うこと
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✅ 正しいフォームで「これ以上できない」ところまで行うこと
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💡 「頑張った!」という心理的な努力
👉 つまり「追い込み」とは 無理をさせることではなく、体と心に適度な刺激を与えること です。
🧩 筋肉が成長する仕組み
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⚡ 筋肉は「疲れたから」大きくなるわけではありません。
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🎯 大切なのは より多くの筋肉を働かせること。
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トレーニングをすると、最初に使っていた筋肉が疲れ → 新しい筋肉が呼び起こされます。
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この 「新しい筋肉の動員」 が成長のカギ🔑です。
❓ 限界までやる必要はある?
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🚫 「もう一回もできない!」までやる必要はありません。
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👍 ポイントは “あと少しできる”くらいまで頑張ること。
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その方が 安全で効果的 に筋肉を育てられます。
👦 子どもにとっての「追い込み」
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大人のように極限までやる必要はなし🙅♂️
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子どもには 「ちょっときついけど頑張れた!」 という経験が大切🌱
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それが…
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🌟 達成感
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💪 やり抜く力
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🧍♂️ 正しい体の使い方
につながります。
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✅ まとめ
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「追い込み」とは無理をすることではなく、安全に刺激を与えること。
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成長には 多くの筋肉を働かせること が大事。
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限界までやらなくても、“あと少し”の努力で十分効果あり。
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子どもには、成長段階に合わせた安全な「追い込み」が必要👶➡👦➡🧑
当アカデミーでは、無理のない範囲で 科学的に安全&効果的なトレーニング を行い、子どもたちの成長を全力でサポートしています🙌✨
🏃 Plyometrics ― 走る・跳ぶ力をトレーニング
スポーツで必要な「走る力」「跳ぶ力」を育てるうえで欠かせないのが プライオメトリクス(Plyometrics) です。
これは単なるジャンプ練習ではなく、筋肉・腱の特性と神経系を利用して爆発的な力を発揮するトレーニング法 です。
🔬 SSC(Stretch-Shortening Cycle)とは?
プライオメトリクスの中心となる考え方は SSC(伸張反射)。
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筋を素早く伸ばす(エキセントリック収縮)
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直後に縮める(コンセントリック収縮)
👉 これにより「バネのように」力を一気に解放できます。
📚 Komi (2000), Strength and Power in Sport
🧩 マッスルスラック(Muscle Slack)とは?
筋肉はただ力を出すだけでなく、収縮前に“たるみ(Slack)”を取る時間があることが知られています。
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Slackが大きい=力を出すまでに時間がかかる
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Slackが小さい=すぐに力を伝えられる
👉 プライオメトリクスは、この「Slackを素早く処理する能力」を高める点でも重要です。
例
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静止した状態からのスクワットジャンプ → Slack処理能力が試される
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連続ジャンプやドロップジャンプ → SSCによる弾性利用が中心
つまり、SSCを使う種目と、Slack処理を狙う種目を両方行うことで、爆発的パワーの土台が完成します。
📚 van Hooren & Zolotarjova (2017), Sports Medicine
⚡ Plyometricsの効果
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爆発的パワーの向上(ジャンプ高・加速力)
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神経系の発達(速筋動員・反応速度改善)
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力の立ち上がり率(RFD)の強化
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着地動作の習得によるケガ予防
📊 科学的ガイドライン(De Villarreal et al., 2009)
プライオメトリクスの実施基準(成人を対象とした研究ベース)は以下です。
スピードストレングス目的(週2回)
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頻度:週2回
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量:40–60コンタクト/セッション(≦120/週)
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強度:4–6回 × 2–3セット
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休息:1–3分(セット間)、72時間(セッション間)
アクティベーション目的(週4回)
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頻度:週4回
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量:20–30コンタクト/セッション(≦120/週)
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強度:4–6回 × 1–2セット
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休息:1–2分(セット間)、24時間(セッション間)
👉 子どもにはこの基準を調整し、着地の習得と質の管理を最優先します。
⚽ スポーツ応用例
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野球:投球・打撃で下半身の反力を効率的に伝える
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サッカー:シュートやジャンプヘディングの爆発力
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陸上短距離:スタートダッシュや加速の強化
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バスケ・バレー:高く跳び、安定して着地する力
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柔道・ラグビー・剣道:コンタクト直後に崩れない踏ん張り
👪 保護者の方へ
「たくさんジャンプすれば跳べるようになる」と思われがちですが、実際は “ジャンプの質”をどう管理するか が大切です。
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SSCを活かすトレーニング(反発力の利用)
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マッスルスラックを処理するトレーニング(反動なしで爆発的に動く)
👉 この両方を経験することで、子どもは「速く・強く・安全に動ける体」を手に入れます。
✅ まとめ
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Plyometrics=SSCとマッスルスラックの両方を鍛えるトレーニング
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SSC:弾性エネルギーを利用した効率的な力発揮
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マッスルスラック:力を“ゼロから立ち上げる”能力
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科学的ガイドラインに基づき、回数・休息を調整することが必須
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子どもの成長段階に応じて適切に導入することで、あらゆるスポーツに直結
👉 PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、この両面をバランスよく取り入れ、子どもたちが 「走る・跳ぶ・ぶつかる」動作をより強く、より安全に実行できる体 を育てています。
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