💪 チーティングとは?
「ズル」ではなく、科学的に意味のあるトレーニングテクニック
トレーニング中、「反動を使って挙げてるからズルい」と言われることがあります。
この“反動を使う動き”を チーティング(Cheating) と呼びますが、
実はただのズルではありません。
正しく使えば、筋肥大・神経発達・動作継続力を高める科学的な手法 なんです🔥
🧠 チーティングとは? ― 外部モーメンタム(勢い)の利用
チーティングとは、主動筋(ターゲットとなる筋肉)以外の筋を少しだけ使って、
動作の勢い=モーメンタム(momentum) を生み出すテクニックです。
その勢いを利用することで、通常では止まってしまう
スティッキングポイント(動作の限界) を突破し、反復を続けることができます。
つまり、チーティングとは「ズル」ではなく、
筋肉の活動量を増やすための合理的な方法 です💡
⚙️ モーメンタムの仕組み
モーメンタムとは、物理学でいう「動いている物体の勢い」。
重さ(質量)と速さ(速度)が大きいほど、勢いも強くなります。
トレーニングでは体幹や下半身の動きを少し使うことで、
ウェイトを動かし続けるための補助力 として機能します。
🏋️♂️ チーティングのメリット
✅ 限界を超えた反復が可能になる
(反復限界を迎えたあとも、数回の追加反復ができる)
✅ 筋肥大に重要な「メカニカルストレス」を高められる
(筋肉への張力が増加)
✅ 高閾値運動単位の活動を維持できる
(より多くの筋線維が動員される)
✅ セット間休憩を短くしながらボリュームを確保できる
(効率的にトレーニング量を稼ぐことができる💪)
⚠️ チーティングのリスクと注意点
チーティングは万能ではありません。
フォームを崩したり、反動を強く使いすぎると次のようなリスクがあります。
⚠️ 対象筋への刺激が減る
⚠️ 遠心局面でのブレーキが効かず、筋損傷リスクが上がる
⚠️ 疲労や怪我の原因になる
そのため、初心者や成長期の子どもには適しません。
基本的には、まず ストリクト(正確なフォーム) を身につけることが最優先です。
🧱 PHYSICAL MONSTER ACADEMYでの考え方
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
「チーティング」は上級者がフォームを理解したうえで使う高度なテクニックと位置づけています。
💡 園児・小学生・中学生の段階では、
フォーム習得・姿勢制御・筋力発揮の基礎を重視し、
チーティングは原則として行いません。
私たちが大切にしているのは、
“重さを挙げること”よりも“身体を正しく動かすこと”。
その土台ができたうえで初めて、
「反動」や「モーメンタム」を安全に使えるようになります。
🔬 研究的な裏付け
Arandjelović(2013)はチーティングを
「外部モーメンタム(external momentum)を利用して、主動筋の働きを補助する行為」
と定義しています。
つまり目的は“楽をすること”ではなく、
筋活動量・負荷時間・刺激効率を高めること。
筋肥大やパフォーマンス向上を狙う上級者にとっては、
正しく使えば有効な手段になります。
🧭 まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ✅ 定義 | 外部モーメンタムを利用して動作を継続する手段 |
| ✅ メリット | 限界超えの反復・筋活動増加・セット効率の向上 |
| ⚠️ リスク | フォーム崩壊・筋損傷・疲労蓄積 |
| 💡 適用 | 上級者・上半身種目・最終数repのみ |
| 🚫 アカデミー方針 | 初心者・ジュニア期では使用せず、フォーム習得を重視 |
👨👩👧 保護者の方へ
トレーニング中に「ちょっと反動を使っている」と感じても、
それが意図的・安全に行われているなら問題ありません。
しかし、お子様の段階ではまだ「力を伝える動き方」を学ぶ時期。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、チーティングのような高度なテクニックよりも、
ストリクトフォームでの正しい身体操作を大切にしています✨
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