トレーニング強度はどう決める?💡成長期に本当に大切な考え方
トレーニングの話になると、
「何kgを持つのか」「何回やるのか」
といった数字に目が向きがちです。
しかし、トレーニング効果を左右するのは、
単なる重さや回数だけではありません。
大切なのは、
今の状態で、どの程度の強度を与えるのか
という考え方です🤔
トレーニング強度を決める主な考え方📊
現場では、目的や状況に応じて
いくつかの方法が使い分けられています。
① %1RMを基準にする方法🏋️♂️
最大挙上重量(1回だけ持ち上げられる重さ)を基準に、
そこから何%で行うかを決める方法です。
例えば、
「80%で5回」「85%で3回」
といったように、強度を数値で管理しやすいのが特徴です。
計画を立てやすい一方で、
その日の体調や疲労といった
日々のコンディション差は反映しにくい
という側面もあります⚠️
② RMゾーンで考える方法🔁
RMゾーンは、
「○回できる重さ」という回数ベースで
強度を捉える考え方です。
同じ重さでも、
調子が良い日は余裕があり、
疲れている日はきつく感じます。
RMゾーンは、
そうした日々の違いを自然に反映しやすく、
安全性と柔軟性を両立しやすい方法です👌
③ Two-for-two rule📈
Two-for-two ruleは、
設定した回数よりも余裕をもって反復できたかで、
次回の負荷を判断する考え方です。
例えば、
目標が5回なのに7回できる状態が
2セッション続いた場合、
次回は負荷を少し上げます。
逆に、毎回ギリギリの場合は、
無理に重さを上げません。
安定してできているかを基準にするため、
成長期のトレーニングとも相性が良い方法です🌱
④ RIR / RPEで考える方法🎯
RIRは、
「あと何回できそうか」を表す考え方です。
RPEは、
そのきつさを数値で表します。
これらを使うことで、
毎回限界まで追い込まずに、
その日の状態に応じた強度調整が可能になります。
主観的な感覚を使いますが、
経験を重ねるほど精度が高まり、
長期的な管理に向いた方法です🧠
⑤ オートレギュレーションという考え方🔄
オートレギュレーションとは、
あらかじめ強度を固定せず、
-
動きの質
-
反復の余裕
-
疲労の出方
を見ながら、
その場で強度を調整していく考え方です。
RIRやRMゾーンなどを組み合わせることで、
やりすぎを防ぎ、
足りない刺激を補うことができます。
「今日はここまで」と止める判断も、
とても大切な要素です🛑
反復限界まで行うことは正解なのか?⚖️
「限界までやった方が効果がある」
と思われがちですが、
目的によって考え方は異なります。
筋力向上の場合は、
反復限界まで行くかどうかよりも、
どの程度の強度(重さ)を扱っているかが重要になります。
そのため、中〜高強度のトレーニングが
有利になりやすい傾向があります💪
一方、筋肥大については、
**トータルボリューム
(重量 × 回数 × セット数)**が
重要な要素になります。
低〜高強度いずれの場合でも、
十分なボリュームが確保されていれば、
筋肥大は起こり得ます。
反復を限界近くまで行うことは、
ボリュームを確保する一つの手段ではありますが、
必ずしも毎回限界まで行う必要はありません。
つまり、
「何を伸ばしたいのか」によって、
強度の選び方や追い込み方は変わるということです📌
なぜ「一つの正解」は存在しないのか🤷♂️
トレーニング強度の決定方法には、
それぞれ強みと弱みがあります。
常に同じ方法を使う、
数字だけで判断する、
というやり方では、
うまくいかない場面が必ず出てきます。
大切なのは、
目的・状態・経験値に応じて使い分けることです🧩
まとめ|強度は「固定するもの」ではない✨
-
強度の決め方は一つではない
-
筋力と筋肥大では考え方が違う
-
数字はあくまで目安
-
状態に合わせた調整が重要
トレーニング強度は、
固定するものではなく、
調整していくものです。
それが、
安全に、長く、確実に成長するための
大切な考え方です🌱
はじめに|「同じことをやっているのに差が出る」理由🤔
「同じトレーニングメニューをやっているのに、成長に差が出る」
「家で真似しているけど、思ったような効果が出ない」
保護者の方から、こうした声を聞くことは少なくありません。
実は、これは当然のことです。
なぜなら、トレーニングは“メニュー名”だけで決まるものではないからです。
同じスクワット、同じジャンプ、同じ腕立て伏せでも、
中身を分解すると、そこには多くのトレーニング変数が存在します。
トレーニングは「変数の組み合わせ」でできている📊
一見シンプルに見えるトレーニングでも、実際には次のような要素が関わっています。
- エクササイズの選択
- 強度(重さ・負荷)
- 頻度(週に何回行うか)
- テンポ(動作スピード)
- セッション時間
- セット数・回数
- レスト(休憩)時間
- エクササイズの順番
- 身体のポジション
- 負荷をかける位置
- 可動域
- 使う道具
これらすべてが、
**トレーニング効果を左右する「変数」**です。
メニュー名が同じでも「別物」になる理由
例えば「スクワット」という一つのメニューでも、
- 軽い負荷でゆっくり行うのか
- 重い負荷で素早く行うのか
- 休憩を短くするのか、長く取るのか
- 深くしゃがむのか、浅めで行うのか
これらが変わるだけで、
- 体力づくり
- 筋力向上
- スピード
- ケガ予防
など、狙っている効果はまったく別になります。
つまり、
「同じメニューをやっている=同じトレーニング」ではありません。
なぜプロの判断が必要なのか👀
これらの変数を、
- 年齢
- 成長段階
- 体力レベル
- 競技特性
- その日のコンディション
に合わせて調整する必要があります。
もしこれを間違えると、
- 効果が出ない
- 動きが悪くなる
- ケガのリスクが高まる
といったことが起こります。
プロの役割は、
「何をやらせるか」ではなく、「どうやらせるか」を判断することです。
まとめ|「プロがいる意味」はここにある✨
- トレーニングは変数の組み合わせ
- 同じメニューでも中身は別物
- 成長段階に合わせた調整が必要
だからこそ、
**「何をやるか」より「どうやるか」**が重要になります。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
見た目では分からない部分まで含めて、
安全で意味のあるトレーニングを提供しています。
それが、
遠回りに見えて、実は一番の近道です。
はじめに|まず知っておきたい「KP」と「KR」🤔
スポーツやトレーニングの現場では、
指導者や保護者が子どもに対して
さまざまな「声かけ」を行います。
この声かけは、専門的には
フィードバックと呼ばれ、
大きく2つの種類に分けられます。
KPとKRとは?📝
KP(Knowledge of Performance)
KPとは、
「動きそのもの」へのフィードバックです。
例👇
- 「膝が内側に入っているよ」
- 「腕の振りが小さいね」
👉 体の使い方やフォームなど、
動作の中身に注目します。
このKPは、
意識が体の中に向きやすいため、
インターナルフォーカスになりやすい特徴があります。
KR(Knowledge of Result)
KRとは、
「結果」へのフィードバックです。
例👇
- 「前より遠くに跳べたね」
- 「タイムが縮んだよ」
👉 数値や達成度など、
起きた結果に注目します。
KRは、
意識が体の外に向きやすく、
エクスターナルフォーカスになりやすい特徴があります。
では、なぜ細かく教えるほど動きが悪くなるのか?
- 「ちゃんと説明しているのに、動きが硬くなる」
- 「前よりぎこちなくなった気がする」
これは、
KPが多くなりすぎることで
意識が体の中に向きすぎている可能性があります。
以下で、その理由を詳しく説明します。
- 「ちゃんと説明しているのに、動きが硬くなる」
- 「前よりぎこちなくなった気がする」
- 「意識させた途端、うまくいかなくなった」
これは、指導現場でも保護者の方からも、
非常によく聞く悩みです。
実はこの現象、
「教え方が間違っている」わけでも
「子どものセンスがない」わけでもありません。
原因は、
“意識の向き”が変わってしまっていることにあります。
人の体は「考えすぎる」と動けなくなる🧠
人の動きの多くは、
実は無意識に自動処理されています。
- 走る
- 跳ぶ
- 投げる
こうした動きは、
頭で一つ一つ考えて行っているわけではありません。
ところが、
- 「膝をこうして」
- 「腕はこの角度で」
- 「体幹を固めて」
と細かく言われると、
意識が体の中に向きすぎてしまいます。
👉 これが、
動きがぎこちなくなる大きな原因です。
インターナルフォーカスとエクスターナルフォーカス
ここで重要になるのが、
**フォーカス(意識の向き)**という考え方です。
インターナルフォーカス(内向きの意識)
- 体の部位
- フォーム
- 動かし方
例👇
- 「膝を伸ばして」
- 「腕をもっと振って」
👉 意識が体の中に向きます。
エクスターナルフォーカス(外向きの意識)
- 結果
- 目的
- 環境
例👇
- 「もっと遠くに跳ぼう」
- 「あの線を越えるイメージで」
- 「今の方が前に進んだね」
👉 意識が体の外に向きます。
なぜインターナルフォーカスは動きを悪くするのか
体は本来、
- 力の出し方
- タイミング
- バランス調整
を、無意識でうまく処理しています。
しかし、
インターナルフォーカスが強くなると、
- 無意識の動きを
- 頭でコントロールしようとする
状態になります。
👉 その結果、
本来スムーズだった動きが制限されるのです。
これが、
「細かく教えるほど動きが悪くなる」正体です。
だから基本はKR(結果)でいい📊
ここで出てくるのが、
**KR(結果へのフィードバック)**です。
- 「前より遠くに跳べたね」
- 「今の方が速かったよ」
こうした声かけは、
自然とエクスターナルフォーカスを生みます。
👉 体は
「どうすればその結果になるか」を
自動的に学習します。
そのため、
基本はKR中心の方が、動きは良くなりやすいのです。
じゃあKP(動きの説明)はいらないの?
答えは、
**「使いどころを間違えなければ必要」**です。
KPが有効な場面
- 新しい動きを初めて行うとき
- 明らかに危険な動きの修正
- 大きな勘違いが起きているとき
ただし重要なのは👇
👉 短く・一つだけ・一時的に
細かく言い続けることではありません。
子どもの指導で本当に大切なこと👦👧
子どもは、
- 言葉で理解する力
- 体を言語化する力
がまだ発達途中です。
そのため、
- 細かい説明
- 同時に複数の指示
は、
動きを止めてしまう原因になります。
👉 子どもほど、
エクスターナルフォーカスが重要なのです。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYで大切にしている考え方
私たちは、
- まず「やってみる」
- 結果を感じる
- 必要なときだけ最小限の修正
という流れを大切にしています。
「うまくさせる」よりも、
「自分で動きを学べる」状態をつくること
それが、
長期的な成長につながると考えています。
まとめ|教えすぎないことも、立派な指導🌱
- 細かく教えるほど、動きは硬くなる
- 意識が体の中に向くと、パフォーマンスは落ちやすい
- 基本は結果(KR)で十分
- 説明は必要なときに、最小限で
教えないのではなく、
**“教えすぎない”**こと。
それが、
子どもの可能性を最大限に引き出します。
はじめに|「休むと全部戻る?」という不安へ😟
保護者の方から、よくこんな声を聞きます。
- 「少し休むと、せっかくのトレーニング効果がなくなりませんか?」
- 「部活がオフの期間、体力が落ちるのが心配です」
結論からお伝えすると、 👉 トレーニング効果はすぐには消えません。
この考え方の土台になるのが、 **「残存効果(Residual Training Effect)」**です📘
残存効果とは?🤔
残存効果とは、 トレーニングを中断しても、一定期間は効果が体に残ることを指します。
研究では、
- 筋力
- 持久力
- スピード
などの能力は、 やめた瞬間にゼロになるわけではないことが示されています。
能力ごとに「残る期間」は違う⏳
実は、 すべての能力が同じ期間残るわけではありません。
研究で示されている残存効果の目安は、次の通りです。
比較的長く残りやすい能力
- 有酸素性持久力:30 ± 5日
- 最大筋力:30 ± 5日
👉 一般的に、基礎的な能力のほうが特異的な能力よりも効果が残りやすいとされています。
比較的早く落ちやすい能力
- 無酸素性解糖系持久力:18 ± 4日
- 筋持久力:15 ± 5日
- 最大スピード:5 ± 3日
👉 最大スピードは、比較的短期間で低下しやすいとされています。
なぜ残存効果が生まれるの?🧠
トレーニングによって体には、
- 筋肉の構造変化
- 神経の使い方の学習
- 動きの記憶
といった適応が起こります。
これらは、 数日休んだだけで簡単に消えるものではありません。
休むこと=悪ではない🙅♂️
ここで大切なポイントがあります。
👉 休むことは、サボりではありません。
むしろ、
- 疲労を抜く
- 成長を促す
- ケガを防ぐ
ために、 計画的な休養は必要不可欠です。
残存効果を理解せずに、
- 常に追い込む
- 休ませない
ことの方が、 パフォーマンス低下やケガにつながります。
残存効果を活かすトレーニング設計📝
残存効果を考慮すると、 次のような考え方が重要になります。
- 土台となる能力は計画的に積み上げる
- 落ちやすい能力は定期的に刺激を入れる
- すべてを毎回やろうとしない
これが、 ピリオダイゼーションが必要な理由でもあります。
まとめ|「休み」は成長の一部🌱
- トレーニング効果はすぐに消えない
- 能力ごとに残る期間は違う
- 休養は成長のために必要
お子さまの成長には、
「頑張る」と「休む」の両方が必要です。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、 こうした科学的な考え方をもとに、 無理のないトレーニング環境を整えています。
安心して、長く続けられること。 それが、将来の大きな成長につながります✨
なぜ「ピリオダイゼーション」が大切なの?🤔
「一生懸命トレーニングしているのに、なかなか成果が出ない」 「同じ練習を続けているのに、逆に動きが悪くなった気がする」
実はこれ、とてもよくあることです。
その原因の一つが、 👉 トレーニング内容がずっと同じこと。
体は賢く、同じ刺激に慣れてしまうと成長が止まります。 そこで重要になる考え方が、 **「ピリオダイゼーション」**です💡
これは簡単に言うと、 トレーニングの内容や強さを、計画的に変えていく方法のことです。
この記事では、 保護者の方にも分かりやすく、 ピリオダイゼーションの種類を紹介します。
① 伝統的ピリオダイゼーション🏋️♂️
どんな方法?
- 最初は「軽め・たくさん」
- 徐々に「重め・少なめ」へ
という、一直線に強度を上げていく方法です。
学校の部活や、昔ながらのトレーニングで よく使われてきました。
向いているのは?
- トレーニング初心者
- 体づくりを始めたばかりの選手
気をつけたい点⚠️
この方法は分かりやすい反面、
- シーズンが長い競技
- 年間を通して試合がある競技
では、 途中でパフォーマンスが落ちやすいことが研究で分かっています。
② ブロックピリオダイゼーション🧱
どんな方法?
**「今はこれを伸ばす」**とテーマを決めて、 一定期間、集中的に取り組む方法です。
近年、多くのトップアスリートが 取り入れている考え方です。
ブロックの流れ(代表的な3段階)📈
① 蓄積ブロック
- 体力の土台づくり
- 筋持久力・基礎体力アップ
👉 まずは「動ける体」を作ります
② 変換ブロック
- 力を強く出す練習
- 最大筋力の向上
👉 土台を「強さ」に変えていきます
③ 実現ブロック
- 速く・強く・爆発的に動く
- 競技に近い動き
👉 試合で力を発揮できる状態へ✨
③ 波状型ピリオダイゼーション🌊
どんな方法?
トレーニング内容を、 日や週ごとに変えていく方法です。
例👇
- 今日は軽めで回数多め
- 次は重めで回数少なめ
特徴
- 体が刺激に慣れにくい
- 年間通して試合がある競技に向いている
成長期の選手にも 取り入れやすい方法です😊
④ 累積型ミクロサイクル📅
どんな方法?
- 3週間しっかりトレーニング
- 1週間は少し休む(回復)
という4週間セットの考え方です。
👉 「頑張る」と「休む」のバランスを とても大切にしています。
⑤ 柔軟波状型ピリオダイゼーション🔄
どんな方法?
その日の体調や疲れ具合に合わせて、
- 今日はしっかり
- 今日は軽め
- 場合によっては休む
を判断する方法です。
無理をさせないため、 ケガ予防の面でも重要です。
まとめ|大切なのは「合ったやり方」🌱
ピリオダイゼーションに、 絶対に正しい一つの答えはありません。
大切なのは👇
- 年齢
- 成長段階
- 競技
- 試合のスケジュール
に合わせて、 やり方を選ぶことです。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、 子ども一人ひとりの成長に合わせて、 無理のないトレーニングを行っています。
「今、何をすべきか」 それを科学的に判断することが、 未来のケガ予防と成長につながります✨
「開発」と「転移可能性」から考えるトレーニングの考え方
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
短期的な成果よりも、長期的な育成を最も大切にしています。
「今の試合で活躍できるか」だけでなく、
数年後に、より高いレベルで活躍できる体をつくること。
これが、私たちのトレーニングの軸です。
そのため、プログラムを考える際に
常に意識しているのが、次の2つの視点です。
-
今持っていないものを手に入れるための「開発」
-
今持っているものを、競技の中でうまく使えるようにする「転移可能性」
この2つは、どちらか一方が正解なのではなく、
順序とバランスが何より重要だと考えています。
今持っていないものを手に入れる「開発」
開発の段階では、
-
筋力
-
基本的な動き
-
体の正しい使い方
といった、土台となる能力を育てていきます。
これらは、
「今すぐ試合で目に見える成果」には
つながりにくいかもしれません。
しかし、
-
学年が上がったとき
-
競技レベルが上がったとき
-
トレーニング強度が高くなったとき
に、確実に差が出る部分です。
特に成長期の子どもにとって、
この開発の土台が不足したまま競技動作ばかり行うと、
-
動きが不安定になる
-
ケガが増える
-
伸び悩みが早く来る
といったリスクが高くなります。
今持っている力を「使える形」に整える視点
一方で、
すでに身につけた筋力や動きを
競技の場面で発揮できなければ意味がありません。
そのため、PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
-
競技に必要な動作
-
実際に起こりやすい姿勢
-
競技中に求められる力の出し方
を取り入れながら、
👉 今持っている能力を、競技の中で使える形に整える
という視点も大切にしています。
ただし、ここで重要なのは、
「競技に近づけること」自体が目的ではないという点です。
目的はあくまで、
身につけた力を正しく使えるようにすることです。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYが「開発」を最優先する理由
私たちのプログラムでは、
競技に近い動きや実践的な要素も取り入れています。
しかし、
**構成比として最も重視しているのは「開発」**です。
理由はとてもシンプルです。
-
土台がなければ、使えるものがない
-
早く競技に寄せすぎると、成長の幅が狭くなる
-
将来、レベルが上がったときに伸び代が残らない
だからこそ、
今持っていないものを手に入れる「開発」を最優先し、
その上で、今持っているものをうまく使えるように整えていく
この順序を大切にしています。
「試合が近い=競技ばかり」ではありません
試合が近づくと、
「もっと競技の練習をした方がいいのでは?」
「ゲーム形式を増やした方がいいのでは?」
と感じることもあると思います。
しかし、
すべての年代・すべての選手にとって
それが最適とは限りません。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
-
年齢
-
成長段階
-
運動経験
-
フィジカルの成熟度
を踏まえながら、
-
今は何を身につける時期なのか
-
今は何を使えるように整える時期なのか
を見極めて、トレーニングを選択しています。
まとめ(保護者の方へ)
PHYSICAL MONSTER ACADEMYのトレーニングは、
-
目先の結果を追うためのものではなく
-
将来、より高いレベルで活躍するための準備
です。
✔ 今持っていない能力を手に入れる「開発」
✔ 今持っている能力を競技の中で活かすための「転移」
この2つを整理しながら、
長期的な育成をモットーにしたプログラムを提供しています。
お子さまの「今」だけでなく、
数年後に差がつく体と動きを育てることを大切にしています。
声かけひとつで動きは変わる ― フィジカルモンスターアカデミーの「キューイング」の考え方 ―
トレーニング中、
私たちは子どもたちにたくさん声をかけます。
でも実は、
**「何を言うか」よりも「どこに注意を向けさせるか」**が
動きの質を大きく左右します。
これを
キューイング(Cueing)
と呼びます。
キューイングには種類があります 🎯
キューイングは大きく分けて、
2つの考え方があります。
① 内側に意識を向ける声かけ(Internal focus)🧠
これは、
-
「太ももを使おう」
-
「お腹に力を入れて」
-
「お尻を締めて」
といったように、
体の中・筋肉・関節に注意を向ける声かけです。
この方法は、
✔ 動きを覚え始めたばかり
✔ リハビリや基礎づくり
✔ 特定の筋肉を意識させたい場面
で効果的です。
② 外側に意識を向ける声かけ(External focus)🌍
一方で、
-
「床を強く押そう」
-
「前に飛び出すイメージ」
-
「ボールを遠くに投げよう」
といったように、
動きの結果や環境に注意を向ける声かけもあります。
この方法は、
✔ 複雑な動き
✔ 高いスピード
✔ パフォーマンス発揮
にとても向いています。
フィジカルモンスターアカデミーの使い分け 🏋️♂️
アカデミーでは、
どちらか一方だけを使うことはありません。
成長段階や目的によって使い分けています。
例えば…
🔹 動きを覚える段階
→ 内側のキュー(体の使い方)
🔹 動きがつながってきた段階
→ 外側のキュー(結果・イメージ)
🔹 試合や実戦に近い場面
→ 外側・環境へのキューが中心
この切り替えがとても重要です。
注意を「どこに向けるか」が成長を左右する 👀
選手の注意は、
-
体の中
-
技術そのもの
-
周囲の環境
-
イメージや比喩
など、さまざまな方向に向けることができます。
特に子どもには、
✔ 細かく説明しすぎない
✔ イメージで伝える
✔ 自然に動きを引き出す
ことが、
結果的に良い動きにつながる場面が多くあります。
「教えすぎない」ことも大切な指導 📘
動きは、
言葉で理解する
→
体で試す
→
自然に身につく
という流れで定着していきます。
そのためアカデミーでは、
-
明示的に教える場面
-
あえて細かく言わない場面
を意図的に使い分けています。
これは
考えながら動ける選手を育てるためです。
まとめ(保護者の方へ)📌
フィジカルモンスターアカデミーでは、
✔ 声かけもトレーニングの一部
✔ 注意の向け方を成長段階で変える
✔ 試合につながる「外向きの意識」を重視
しています。
「どう動かすか」だけでなく、
**「どう伝えるか」**まで考えることで、
子どもたちの動きは大きく変わります。
なぜ試合で力を発揮できないのか?
成長期アスリートに必要な「ピーキング」と「テーパリング」の考え方 ⚾📈
「練習はしっかりやっているのに、
なぜ大事な試合で思うように動けないのか?」
これは、多くの保護者の方が感じる疑問です。
その原因の一つは、**トレーニングの内容ではなく「時期の考え方」**にあります。
ピーキングとは何か 🎯
ピーキングとは、
👉 重要な大会・試合に向けてトレーニング計画を組み立て、
最高のコンディションでパフォーマンスを発揮できる状態を作っていくこと
を指します。
常に全力で練習を続けてしまうと、
本番でピークを迎えることはできません。
ピリオダイゼーションという考え方 📅
ピーキングを成立させるために必要なのが、
**ピリオダイゼーション(期分け)**です。
1年の中で最も重要な試合に向けて、
トレーニング内容を段階的に変化させていく考え方です。
高校野球を例にした年間の流れ ⚾
年間のトレーニングは、
大きく次の流れで考えられます。
準備期(11月〜2月)🧱
-
目的:基礎体力の構築
-
筋肥大・持久力が中心
-
低強度・多量がポイント
-
身体の土台を作る期間
この時期は、
ピーキングのための最も重要な土台づくりの期間です。
第一移行期(3月〜5月)🔄
-
目的:専門的体力の獲得
-
高強度・少量へ移行
-
パワートレーニングやプライオメトリクス
-
競技動作につながる力を高める
基礎体力を、
実際のプレーにつながる力へ変換する段階です。
試合期(ピーキング期)🏆
-
強度を高い状態で維持
-
トレーニング量は大きく減らす
-
パワー・スピードを最優先
この時期に行うのは、
新しく力をつけることではなく、
すでに作った力を最大限発揮できる状態に整えることです。
トレーニング量と強度のバランス ⚖️
トレーニングは、
-
量
-
強度
この2つのバランスで成り立っています。
ピークに向かうにつれて、
-
量は徐々に減らす
-
強度は高い状態を保つ
この「量を減らす調整」を
テーパリングと呼びます。
テーパリングとは「休むこと」ではない ⏳
テーパリングは、
単に練習を休むことではありません。
-
トレーニング量を減らし
-
強度を保ったまま
-
コンディションを整えていく
この調整によって、
身体は試合に向けて最適な状態へ近づいていきます。
よくあるテーパリングの失敗 ⚠️
テーパリングがうまくいかない原因には、
次のようなものがあります。
❌ 身体の土台が十分に作れていない
❌ 試合直前まで追い込みすぎてしまう
❌ 栄養への意識が低い
テーパリングは、
準備期・移行期の積み重ねがあってこそ成立します。
フィットネスと疲労の関係 🧠
パフォーマンスは、
👉 フィットネス(筋力・筋肥大・持久力)と
疲労の合計
として表されます。
試合前に必要なのは、
疲労を抜くだけではなく、
高いフィットネスを保ったまま整えることです。
まとめ|ピークは偶然ではなく「準備」で決まる 🌱
試合で力を発揮できるかどうかは、
当日の気合や調子だけで決まるものではありません。
-
準備期で土台を作り
-
移行期で競技力へ変換し
-
試合期で整える
この順番を守ることが、
ピーキング成功の条件です。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
成長期アスリートの年間を見据えた
計画的な身体づくりをサポートしています 💪✨

