声かけひとつで動きは変わる ― フィジカルモンスターアカデミーの「キューイング」の考え方 ―
トレーニング中、
私たちは子どもたちにたくさん声をかけます。
でも実は、
**「何を言うか」よりも「どこに注意を向けさせるか」**が
動きの質を大きく左右します。
これを
キューイング(Cueing)
と呼びます。
キューイングには種類があります 🎯
キューイングは大きく分けて、
2つの考え方があります。
① 内側に意識を向ける声かけ(Internal focus)🧠
これは、
-
「太ももを使おう」
-
「お腹に力を入れて」
-
「お尻を締めて」
といったように、
体の中・筋肉・関節に注意を向ける声かけです。
この方法は、
✔ 動きを覚え始めたばかり
✔ リハビリや基礎づくり
✔ 特定の筋肉を意識させたい場面
で効果的です。
② 外側に意識を向ける声かけ(External focus)🌍
一方で、
-
「床を強く押そう」
-
「前に飛び出すイメージ」
-
「ボールを遠くに投げよう」
といったように、
動きの結果や環境に注意を向ける声かけもあります。
この方法は、
✔ 複雑な動き
✔ 高いスピード
✔ パフォーマンス発揮
にとても向いています。
フィジカルモンスターアカデミーの使い分け 🏋️♂️
アカデミーでは、
どちらか一方だけを使うことはありません。
成長段階や目的によって使い分けています。
例えば…
🔹 動きを覚える段階
→ 内側のキュー(体の使い方)
🔹 動きがつながってきた段階
→ 外側のキュー(結果・イメージ)
🔹 試合や実戦に近い場面
→ 外側・環境へのキューが中心
この切り替えがとても重要です。
注意を「どこに向けるか」が成長を左右する 👀
選手の注意は、
-
体の中
-
技術そのもの
-
周囲の環境
-
イメージや比喩
など、さまざまな方向に向けることができます。
特に子どもには、
✔ 細かく説明しすぎない
✔ イメージで伝える
✔ 自然に動きを引き出す
ことが、
結果的に良い動きにつながる場面が多くあります。
「教えすぎない」ことも大切な指導 📘
動きは、
言葉で理解する
→
体で試す
→
自然に身につく
という流れで定着していきます。
そのためアカデミーでは、
-
明示的に教える場面
-
あえて細かく言わない場面
を意図的に使い分けています。
これは
考えながら動ける選手を育てるためです。
まとめ(保護者の方へ)📌
フィジカルモンスターアカデミーでは、
✔ 声かけもトレーニングの一部
✔ 注意の向け方を成長段階で変える
✔ 試合につながる「外向きの意識」を重視
しています。
「どう動かすか」だけでなく、
**「どう伝えるか」**まで考えることで、
子どもたちの動きは大きく変わります。
なぜ試合で力を発揮できないのか?
成長期アスリートに必要な「ピーキング」と「テーパリング」の考え方 ⚾📈
「練習はしっかりやっているのに、
なぜ大事な試合で思うように動けないのか?」
これは、多くの保護者の方が感じる疑問です。
その原因の一つは、**トレーニングの内容ではなく「時期の考え方」**にあります。
ピーキングとは何か 🎯
ピーキングとは、
👉 重要な大会・試合に向けてトレーニング計画を組み立て、
最高のコンディションでパフォーマンスを発揮できる状態を作っていくこと
を指します。
常に全力で練習を続けてしまうと、
本番でピークを迎えることはできません。
ピリオダイゼーションという考え方 📅
ピーキングを成立させるために必要なのが、
**ピリオダイゼーション(期分け)**です。
1年の中で最も重要な試合に向けて、
トレーニング内容を段階的に変化させていく考え方です。
高校野球を例にした年間の流れ ⚾
年間のトレーニングは、
大きく次の流れで考えられます。
準備期(11月〜2月)🧱
-
目的:基礎体力の構築
-
筋肥大・持久力が中心
-
低強度・多量がポイント
-
身体の土台を作る期間
この時期は、
ピーキングのための最も重要な土台づくりの期間です。
第一移行期(3月〜5月)🔄
-
目的:専門的体力の獲得
-
高強度・少量へ移行
-
パワートレーニングやプライオメトリクス
-
競技動作につながる力を高める
基礎体力を、
実際のプレーにつながる力へ変換する段階です。
試合期(ピーキング期)🏆
-
強度を高い状態で維持
-
トレーニング量は大きく減らす
-
パワー・スピードを最優先
この時期に行うのは、
新しく力をつけることではなく、
すでに作った力を最大限発揮できる状態に整えることです。
トレーニング量と強度のバランス ⚖️
トレーニングは、
-
量
-
強度
この2つのバランスで成り立っています。
ピークに向かうにつれて、
-
量は徐々に減らす
-
強度は高い状態を保つ
この「量を減らす調整」を
テーパリングと呼びます。
テーパリングとは「休むこと」ではない ⏳
テーパリングは、
単に練習を休むことではありません。
-
トレーニング量を減らし
-
強度を保ったまま
-
コンディションを整えていく
この調整によって、
身体は試合に向けて最適な状態へ近づいていきます。
よくあるテーパリングの失敗 ⚠️
テーパリングがうまくいかない原因には、
次のようなものがあります。
❌ 身体の土台が十分に作れていない
❌ 試合直前まで追い込みすぎてしまう
❌ 栄養への意識が低い
テーパリングは、
準備期・移行期の積み重ねがあってこそ成立します。
フィットネスと疲労の関係 🧠
パフォーマンスは、
👉 フィットネス(筋力・筋肥大・持久力)と
疲労の合計
として表されます。
試合前に必要なのは、
疲労を抜くだけではなく、
高いフィットネスを保ったまま整えることです。
まとめ|ピークは偶然ではなく「準備」で決まる 🌱
試合で力を発揮できるかどうかは、
当日の気合や調子だけで決まるものではありません。
-
準備期で土台を作り
-
移行期で競技力へ変換し
-
試合期で整える
この順番を守ることが、
ピーキング成功の条件です。
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、
成長期アスリートの年間を見据えた
計画的な身体づくりをサポートしています 💪✨

