🏃♂️ ESD(Energy System Development)― 持久力とエネルギー供給を鍛える
「体力=長く走れること」と思われがちですが、スポーツで本当に必要なのはそれだけではありません。
大切なのは 必要な瞬間に、必要なだけのエネルギーを生み出す力 です。
🔋 エネルギーシステムの3つの働き
人間の体は運動の強度や時間に応じて、次の3つのエネルギーシステムを切り替えながら動きます。
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ATP-PCr系(瞬発系)
数秒のダッシュやジャンプなど「一瞬の爆発力」を支える。 -
解糖系(中間持久系)
30秒〜2分程度の高強度動作を繰り返す場面で活躍。 -
有酸素系(持久系)
長時間の運動や、全体を動き切る持続力・回復力を支える。
👉 スポーツではこれらが単独ではなく、組み合わせて機能する のが特徴です。
⚡ 子どものESDで大切なこと
成長期の子どもに必要なのは「ただ長く走れる持久力」ではなく、
爆発的な動きと、その回復を繰り返せる力 です。
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サッカー → ダッシュとリカバリーを何度も繰り返す
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バスケットボール → 速攻とディフェンスの連続
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野球 → 投球や打撃を試合を通じて繰り返す
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柔道・ラグビー → 接触と動きの持続
👉 つまり「瞬発力+持久力のバランス」を育てることがESDの本質です。
🏋️♂️ アカデミーでの実施方法
PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、マラソンのような長距離走は取り入れていません。
限られたスペースでも実施できる 短時間・多様な動き を通してエネルギーシステムを鍛えています。
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短いダッシュの繰り返し → ATP-PCr系を刺激
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方向転換やジャンプ動作 → 解糖系を活性化
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高強度インターバル(HIIT・タバタ式など) → 瞬発系と解糖系を刺激しつつ、有酸素系の土台も効率的に強化
👉 HIITやタバタは「有酸素系専用」ではなく、全エネルギーシステムを同時に刺激できる効率的な方法です。
⚽ スポーツへの応用
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サッカー:90分戦い抜きつつ、最後までダッシュできる力
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バスケ・バレー:連続ジャンプや速攻を繰り返す力
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野球:投球や打撃の瞬発力を最後まで維持する力
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柔道・ラグビー:接触プレーに耐え抜く力
👪 保護者の方へ
「体力をつける=長距離を走る」と考える方も多いですが、現代のスポーツで必要なのは 瞬発力と回復力を繰り返せる力 です。
短時間で効率よく鍛えるトレーニング(HIIT・タバタなど)を取り入れることで、成長期の子どもでも安全に「走れる・動ける・最後までやり切れる」体を育てられます。
✅ まとめ
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ESD=エネルギー供給システムを鍛えるトレーニング
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子どもに必要なのは「長距離走の持久力」ではなく「瞬発力+回復力」
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HIITやタバタは全エネルギーシステムを同時に刺激できる効率的な方法
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サッカー・バスケ・野球・柔道など、全スポーツに直結
👉 PHYSICAL MONSTER ACADEMYでは、科学的に設計されたESDを通じて、子どもたちが最後まで全力でプレーできる体をサポートしています。

